初号試写以来、『嵐になるまで待って』『ブラック・フラッグ・ブルーズ』と続いて公演をやっていたので、よーーーーやく劇場で『緑の街』を見るキッカケがやってきましたっ!! というのも、ウチからけっこう近い八王子での上映だったのです!!
というわけで、晃一をヨメの実家に預けて、夫婦+1(ヨメ妹)で観に行ってきましたっ!!
ヨメは、これが初めての観劇です。
観る前からびびりまくっている筆者。
今日こそはちゃんと作品として観られるだろうか……。試写では、自分が映るたびに気を失っていただけに……。
会場はこちら、八王子市芸術文化会館いちょうホール。外見は、我が地元・府中の森芸術劇場の勝ちだな。ふふふふ。
入り口にはこんなカンバンが。
わかりやすかったです。
ロビーのグッズ売り場。
うーーん、あか抜けてるなー。
なんか参考になりました。
何が売っていたかは、
のちほどっ!!
アンケート用紙にもちゃんと開演前に記入。「どうしてお知りになりましたか」というところには、「出たから」と書いておきました。
そして、16:00の回が始まりました。
試写のときの反省で、自分が出ていようといまいと、ちゃんとしゃべっている人を観る、というふうに工夫したら、ちゃんとストーリーに入っていけました。
そして観終わって、「あ、これは、男の物語なんだな」ということを実感しました。そもそも、オフコース時代から小田さんの歌を聴き込んできて思っていたのも、小田さんの歌は「男の気持ち」なんだ、ということ。歌、ということになると、やはりラブソングが多いわけですが、こうして映像、芝居、ということになると、小田さんの根っこに流れる男らしさ、というか、すごくまっすぐな生き方というか、そういうものが溢れ出すんですね。だから、僕は夏目(渡部さん)と苗子(中島ひろ子さん)のドラマ、というよりも夏目と仲間たちの物語、という面にものすごく感動しました。
観ていない人の方が多いと思うのですが、書いてしまうと、中盤で、「船ですかっ!! 」と叫ぶ助監督・真下(林さん)と、その後、野外ホールにみんなが入ってくるところ、もう、ゾクゾクして、涙がボロボロこぼれるのを止められませんでした。もちろん、その後の渡部さんと尾藤さんのところ(ここは書かないでおきます)なんて、もー。
女性がこの映画を観たときにどこに感情移入するのかはわかりませんが、僕はもー、ほんと、キャラメルで言えば『ブリザード・ミュージック』、あと、東京サンシャインボーイズの『ショウ・マスト・ゴー・オン』なんていうバックステージものがほんとに大好きなので、もう『緑の街』はドキドキワクワクものでしたっ!!
あまりに面白かったので、終わってからエンドロールを観ながら考えていたのは、やっぱり、監督の役者(登場人物)全員に対する深ーーーーい愛情、です。一人一人、台詞のない役に至るまで、すべての役にちゃんとドラマがあって、完結させていて。一人一人をちゃんと描いているから、知らないうちにいろんな人に感情移入してしまっていて。まあ、自分で演劇をやっているから、とか実際にこの映画に参加させていただいていたから、ということもあるんでしょうけど、助監督・本間役の大森南朋さんとか、美術助手・アキラの実近順次くんとか、ドキドキするほどいいんですよ。あと、撮影助手・佐々の柳野幸成くんとか……(あーきりがないからやめときますけど)……。
そして、音楽のないシーンや、無音のシーンの使い方なんか、もー、「おおぅっ!! 小田ワールドっ!! 」と拍手しそうになってしまいました。
しかし、残念だったのは、逆光のシーンが多くて、表情がよくわからないところがいくつかあったこと。これは、おそらく室内のシーンだったと思うのですが。それで思ったのは、監督が、光がさし込む「窓」「扉」が好きで、それを表現したかったんじゃないかな、という点。ギリギリで、惜しくもそれを見せるために役者の顔が暗くなってしまったところがあったんじゃないかな、と思いました。
あと、角度にもよるのかもしれないけど、スクリーンに汚れ?しわ?があったこと。パラグライダーが大空に飛んでいるシーンで、大空にしみがあって、「え?!」と思いました。もったいない……。
でも、さすがに音はいいっ!! ちゃんとPAを持ち込んであって、客席に堂々とスピーカーが6台もどーんと設置されていました。そのせいで包み込まれるような感じで、すごくのめり込みやすかったのだと思います。
結局、16:00の回を観て、「よし、もう一回、ちゃんともっと冷静に観よう」と思ったら、その日19:00の回は監督の舞台挨拶がある、ということ。しめしめ!! ラッキーだったぜぃっ!! 久しぶりにナマの監督に会える!!
16:00の回の終演後、次まで1時間あるので、楽屋にヨメともどもご挨拶に行きました。そしたら、監督秘書の船越さんの登場!! お久しぶりでーーーすっ!!
「あ、野口だ。よーし、舞台挨拶しろーーーっ!! 」
え゛え゛え゛え゛え゛え゛。
こんな「無名人」が出たって、お客さん喜びませんよー、と強調しても聞く耳を持たない船越さん。
へへん、どーせ冗談だぜ、と思っていたら、楽屋を用意されてしまい、本当に待機させられてしまいました!! うそーーーっ?!と思っていたら、監督登場。
「よろしくね」
え゛え゛え゛え゛え゛え゛ーーーっ?!?!
……監督に言われたら断れないのが、そもそも僕が『緑の街』に出ることになってしまったキッカケでもあり、結局本当に出演っ!! (写真は船越さん撮影。)
出てみたら、けっこうキャラメルのお客さんがいらっしゃったみたいで、手を振ってくれたりしたのでちょびっとだけ落ち着きました。あ、あと小田さんのファンの方々のなかでも、「FAR
EAST CAFE PRESS」を購読している人はご存じだったのかもしれません。あーよかった。暖かく迎えていただき、ありがとうございました。
で、司会者の人からいろんな話を振られましたが、なんだかちんぷんかんぷんな答をしてウケを取ったりしてしまいました。が、実を言うとむっちゃくちゃ緊張していて、何をしゃべったか、覚えてません(きっぱり)。だってあなた、「あの小田和正」といっしょの舞台にいるんですよ。実は、「伝えたいことが あるんだっ」とか歌ってウケを取ろう、とかソデではたくらんでいたのですが、出たら、キャラメルでは「前説五郎」とまで言われている私が、心臓バックンバックンですってば。
でも、監督が「本当にキャラメルボックスにはいろいろ助けてもらって、おかげでこの映画ができた」とかおっしゃってくださった時には、実は喉の辺りまで嗚咽がこみあげていました。いくらなんでも、これだけの人(あ、16:00の回は6割ぐらいでしたけど、19:00の回は満員でした)の前で泣き出したら、ただの変な人じゃないですか。ほんとに。
NHKの大江千里さんの番組に出ていらっしゃったのを見たときも、大江さんのことをものすごく理解していらっしゃる、というのに感動したんですが、今日は僕がやられてしまいました。あーびっくり。う、今ごろぶりかえしてきた。ぁぁぁぁぉぉぉぉうううううっ!!
で、どーにかこーにかご挨拶が終わって、再び客席へ。今度は、一番後の方で見せていただきました。始まってしばらくして、後ろに人の気配が。……か・かんとくだっ!! でも、席はいっぱいのはず。うっ、僕が詰めるか……?! 一応詰めてみよう。……あっ!! げげげっ!! ななななーーんと、僕の隣に監督がっ!! 小さい声で「よっ」と言って、座りました。また気を失いそうになる僕。しかし、観ているうちに、どんどん映画に入っていって、忘れていました。あのシーンやあのシーンで、きっとドキドキしているのがバレてしまったではないかと、後から思いますが、もーしょーがないっす。
というわけで、いきなり『さよならノーチラス号』の稽古初日である、という今日、いきなり『緑の街』を観に来てしまい、2回連続で観てしまった僕ですが、実は一つの映画を3回も観た、というのは『小さな恋のメロディー』『エイリアン2』以来かもしれません。もちろん、その2つとは全然違うし、自分が出てるとかみんなが出てるとかはありますけど、きっとものすごく面白いのだと思います。3回観て、3回とも観ているところが違うんですよ。きっと、ビデオになったらまた観てしまうのは当然として、劇場でもあと数回は観そうです。ああ、ごめんよ、キャラメルボックスっ!!
そういうわけで、久しぶりに長文のページになってしまいました。
是非、皆さん、お近くのホールに『緑の街』が来たら、なんとしてでも観に行ってくださいねっ!! たぶん、昼の回だったら当日券で入れると思いますのでっ!!